インターンシップで役立てました
私は8月1日~8月6日にかけ、富士通株式会社のインターンシップに参加しました。インターンシップはワークショップ型インターンシップで、「ITソリューション」について学びました。全国から集まった高専生のみで行われ、1班6人で行われました。
8月1日はまず2分間自己紹介をし、その後に2分間自分の右隣の人の紹介をし、社会人基礎力について学びました。自己紹介では2分間必ず話さなければいけなく、なかなか大変でした。
8月2日はキックオフ、QCD、PDCAについて学びました。キックオフとは1日の始まりにその日の目標を立てることです。目標を立てることで自分が何を意識して行動していかなければならないかが明確になり、より内容の濃い活動を行うことができました。QCDとは「Quality:品質 Cost:費用 Delivery:納期」の略称、PDCAは「Plan:計画 Do:実施 Check:監視 Action:改善」の略称である。PDCAはループになっていて、何事にも当てはまる内容である。
8月3日~6日はソリューション演習について実際に行うことで学びました。ただし、全部をやるのではなく企画と提案のみを行いました。行った内容は文学特論で行っていることとほぼ同じでしたが、「全く知らない人と、1日中、ヒントなどは一切なし」という点がとても大変でした。ただ漠然とした課題のみを与えられてそれを解決するためのプレゼンテーションを行う、という最終目標に向け班でファシリテーションをしました。授業と同じように役割を分担し、目標を達成するために頑張りました。他の高専では文学特論のような授業がないらしく、私がどのような役割が必要か、どのような流れで進めていくのかを説明したりしました。またファシリテーターを務め、スムーズに進行させるよう努力しました。そこで他の人よりもファシリテーション能力があることにソリューション演習の中で気づき、冷静に班員をまとめることができました。ファシリテーションを活かすことでソリューション演習をスムーズに進めることができましたが、人それぞれ異なった意見を持っていて、それらの意見をまとまることの難しさ、自己主張が苦手な人に意見を促すことの難しさ、与えられた課題から本質的な課題を見つけることの重要さを身をもって学びました。また周りの反応としては、ファシリテーターとして私を頼っていてくれたような気がしました。ソリューション演習を通して、徐々に班員にファシリテーション能力が身についたおかげか、ファシリテーション中に話が脇道に逸れなくなる、1人1人が他人の意見を取り入れつつ、自分の意見を主張することができるようになる、情報の共有が確実に行える、などの良い変化がありました。
下に行ったソリューション演習の流れを簡潔に図示する。
文学特論の授業で少しずつファシリテーション能力を身に着けていたおかげで、班をまとめ、ソリューション演習をスムーズに進行させて良いプレゼンテーションの資料を作ることができた。また発表では、要所要所を締め、限られた時間の中で伝えたいことを上手に伝えることができました。その結果、11班中3位と好成績を残すことができ、また個人的にも褒めていただくことができました。 今回のインターンシップで社会に出てからのファシリテーション能力の重要さ、1つの課題にもさまざまなアプローチの仕方があること、自分と同じ人間はいないが、変わりならたくさんいること、今の自分に足りない点を学ぶことができました。今回学んだことをこれからの学校生活や日常生活に上手に生かしていき、よりよい日々を過ごし、より一層自己の向上に努めていきたいと思いました。