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受講者の感想
また、新製品開発演習では、マトリクス法、発明技法TRIZ、ペイオフ・意思決定マトリクス法とポストイットを使い演習を行った。それぞれの技法と、進め方が新しいもので、私が使いこなせるか不安であったが、演習を進める内にそれぞれの良さが分かり無事に演習を終わらすことが出来た。今回の講義で学んだことは職場で活かすことができるものなので、今回学んだことを十分に理解し職場に活かしたい。
今回の講義は、情報工学科との合同だったので、今までに話したことのない人達とも話す機会が設けられ、自分が好きな”山”について話したり、相手を褒めたりと、最初は恥ずかしい気持ちがあったが、だんだんと慣れてきた。グループワークでは、”イエス・アンドゲーム”や趣旨である製品開発を行う会議を実施することで、積極的に発言することを目標に取り組んだ。1つの話題から話を広げたり、一方的に話す・聴くだけでなく、相手としっかり会話することを学んだ。これまで話した事がない人に対して自分から話す事が苦手だったのだが、この講義でコミュニケーションスキルを修得することが出来た。今後の(日工専)生活では、もっと色々な人とコミュニケーションをとることでさらに友達を増やしていきたい。職場復帰後は、今までよりも会議に出席する事が増えたり、打ち合わせが増える事が考えられるので、今回得たスキルを発揮できるように日々意識して生活していきたい。
今回の講義は本当に役に立つ内容であり、実践的で面白く学ぶことが出来た。
2012.06
今回のファシリテーション演習でアイデアの出し方、共通の課題に協力して取り組む方法について楽しく学ぶことができた。今までの高専本科での授業や卒業研究というのは常に受け身であって、与えられた課題、テーマ、研究をそつなくこなしていくというものばかりであった。特に自分から何か案を出してグループでそれを膨らましていくというのは、とても新鮮で専攻科でしか体験できない貴重な経験であったと感じている。最初に行ったマトリックスを使って、東海地震対策製品を考えるというのは、とてもアイデアが出しやすかった。何もないところからいきなりアイデアは出てこないがマトリックスを使ってどういう状況が想定され、どういった対象(人、モノ)があるかを大まかに考えその上でどういった製品があれば、人々が喜ぶかを考える。その中で意見が集中するところをさらに深く考える。まさに目からうろこであった。たかだか30分やそこらであれだけたくさんの意見が出るとは思わなかった。午後からのTRIZを使った演習もとても分かりやすかった。8つの原理に基づいて新たな製品を開発するというのはとても納得できた。今まで目に留まらなかったところや邪魔だと思っていたことが新しい製品になっていることが世間にはあふれていることもよくわかった。また会議中は一人ずつがファシリテーター、グラフィッカーなどの役割を持つことや、人の意見を否定しない、一人で喋りすぎないなどルールを決めることでグループでよりまとまって会議をおこなうことができたとこの演習を通して体感することができたと思う。全体を通して今回の演習では今まであまり喋ったことのない人と喋ることができた。そういった意味でアイスブレイクがとても重要であるということがよくわかった。
今回の演習で学んだことをこれからの特別研究やシステム技術実験、また今後就職してから活かして行けたらよいと思う。アイデアを出すときにいきなり答えは出てこない、今回の演習で学んだように誰に向けたものでどんな場面を想定しているのかそういったベースになる部分をしっかり考えながら取り組んでいきたい。そして自分の作った製品を使った人たちがどんな風に思ってくれるか、そういう技術者にとって一番大事な感性をもっともっと磨いていくことができればより一層今回の演習で学んだことが活かせると思う。
今回の実験はエンジニアリング・ファシリテーション・トレーニングということで沼津高専の大石加奈子先生を講師にお迎えして、“新製品開発のためのアイデア発想”の力を身につけるために特別なグループセッションを行いました。初めて同じ作業を行うメンバー同士で自分の意見を伝え、相手の意見を聞き入れる事が円滑に行えるのかという不安がありました。しかし、冒頭でのアイス・ブレイクで互いの距離を縮めることができ、実際の討論の場では相手の持っているアイデアを否定せずに受け入れる事が出来ました。
僕たちB班では、“ラジオ”と“腕時計”という2種類の製品に対して、震災時に役立つアイデアを出し合いました。アイデアは「AEDと融合したラジオ」や「避難経路を音声案内しながら走行できるラジオ」、「ラジオとライトが合体・分離し発電も可能な製品」といったTRIZの発想原理に基づいた意見がいくつも挙げられました。その後、できるだけ多くの意見を取り上げようという方針でアイデアの抽出を行い、最終的に5種類の新製品アイデアを決定し“意思決定マトリクス”と、製品の実現性、効果の大きさを決定する“ペイオフマトリクス”を評価しました。ペイオフマトリクスの評価では効果が大きい、実現性があるといった観点だけではなく既存の製品の有無も考慮して行いました。
今回のファシリテーション・トレーニングでは、初対面で距離を置いていたメンバー同士が、話し合いを通じ短時間で自分の意見を言うだけでなく、他人の意見を尊重し、アイデアの抽出を行い製品の評価が行えるまでになり、とても貴重な時間を過ごせたと感じました。
・今回得られたもの
今回のファシリテーション・トレーニングでは、技術者として知っておくべきアイデアを発想するポイントや、商品開発のプロセスを学ぶことができました。
また、僕は今回のグループ活動でファシリテーターの役割を担当しました。この役は相手が意見を出しやすいように話を運んだり、挙げられるアイデアをまとめ、次のアイデアの発想を促したりと、思った以上に大変なものでした。そして、グループ活動を終えて出された総括の中には「少数意見を大切にする」「上手な時間配分が上手なアイデアに繋がる」といった意見も出されました。ここで得た積極的な取り組みの姿勢は今後に行う、製品の開発や、アイデアの抽出、仲間同士での活動に役立っていくと感じます。
2011.05
今回の企画は予想以上の成功でした!
たいへん閉塞感のあるこの国の雰囲気に、明るい積極的な考え方を集団的に定着させるために、たいへん有効な方法を伝えてくださったと思います。
会のメンバーもいろいろで、必ず斜に構えてご覧になる年配者が居るのですが、今回は全員が当事者となってのめりこんでいました。
みんな”カンナワールド”の虜になって夢中で課題に取り組んだのだと思います。
二人ほどやり方について質問なさった方がいましたでしょう。
いずれの方も会の重鎮で懇意にさせていただいておりますが、いつも必ず一言物申す人たちです。結局お二人とも巻き込まれて活躍なさっていましたから・・・。
大石さん独特のアイスブレイクが効いて、開場に一体感が溢れ、何にでも取り組もうという場が醸し出されたと思います。すばらしい力です。
たいへんたいへん勉強になりましたと同時に、楽しい経験でありました。
いろいろとご配慮をいただき、すばらしいワークショップを演出してくださいまして誠に有難うございました。
2010.08
関西学院大学大学院 言語コミュニケーション文化研究科大学院生さんの感想
私自身ファシリテーションに大変興味がありましたので、企画側にも関わらず誰よりも昨日のワークを楽しんでしまいました。「問題解決型」で問題を分析、解決策を考えていくことで、よりスムーズに話し合いが進んでいけた気がいたしました。また、グループのメンバー同士のインタラクションが促進するほどいい意見がでたり、まとまっていきました。グループワークの楽しさを見出した2時間でした。ファシリテーションについてもっと勉強し、今後の教室活動に活かしていけたらと思っております。
教授たちの反応もとてもよく、今回の企画は大成功だったと満足してくださいました。
2010.02
福岡工業大学ワークショップに参加された教職員の皆様からの感想
教育に活かすファシリテーションー講演とワークショップ「問題解決会議」
- 学生が積極的に取り組み、とても主体的な学習活動が見られました。
- 非常に勉強になりました。「教育」する立場の先生方だけでなく、事務局での問題解決のための方法にも活用したいと思いました。
- 就職活動時、その後にも大いに役立つと考えます。
- 学生が結構、積極的に議論に参加したのに、感心しました。
- 入学後、友達も作らず一人でいる学生も多く見るようになったので、これによっていろんな人とコミュニケーションをとれるようになって欲しい。そうすれば多欠席・留年の問題も多少改善されるのでは・・・
- 効率的な会議の方法について、自分自身でいろいろ感じていたことがありましたが、今回の講演を拝聴して、自分なりによく整理できたことが大変良かったと思います。
- 30分という短時間にもかかわらず、議論に一定の方向性が出て、80%の評価が得られる結論が出たことに驚きを感じた。
- 学生が半数くらいで活発で意見も多く出て驚きだった
- 最初なので、進行にとまどったが、面白くできた。
- 思いのほか参加できたのでおもしろかったです。
- 実施の仕方が重要であり、カウンセリングやコーチング、ダンスみたいに実践しながらスキルを向上させる必要を感じました。
- 体験してわかることで、案外参加者が熱心に取り組むものだと思いました。
- (情報システム工学科では来年度から、グループワークを1年前期のフレッシュマンプログラムで実施する予定)やり方次第で効果が上がる。実施計画をしっかり立てて大成功したい
- 「学生をやる気にさせることは重要
- 時間が短いと感じました。半日くらいはあると良かったと思います。
プロジェクトマネジメント研修会で大石加奈子先生に参加いただき,ファシリテーションを学びました.カンナさんの巧みな話術の下で楽しい2日間を体験しました。ありがとうございました。以下に参加者からのカンナさんへのメッセージをまとめます。
- 今回のファシリテーションの話を聞いて、会議をはやく円滑に進めていく技術を手に入れることができたと思います。このことは今後のプロジェクト活動の参考にし、利用していきたいです。また、アイスブレイクなど、楽しい話をありがとうございました。
- 始めた時は、いったい何なのか分からなかったファシリテーションでしたが、議会においての話し合いには必要なものであり、物事を円滑に進めていくことのできる方法だと思いました。
- 2日間僕らのために時間をさいてくれてありがとうございました。かんなさんが教えてくれたファシリテーションというものをこれからの活動で活かしていき、またがんばっていきたいと思います。本当に楽しい講演をありがとうございました。
- ファシリテーションについて学んだことは、これからの生活にとても役立つものだと思いました。今回の講義でとても楽しく充実した時間を過ごすことができました。
- おもしろかった。時間をあんなに短く区切って話し合いがまとまるとは思わなかったので驚いた。
- 話し合いで意見を出す際、意見を引き出す役割が存在するということを知り、有意義な勉強となった。実際にファシリテーターをしたとき、相手の意見を聞くという行為のみでも非常に頭を使い、苦労したため今後も続けていくことが重要だと感じた。
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グループにとって協力できる環境を作ることは何よりも重要なことである。でもうまくコミュニケーションがとれず、なかなかグループがまとまっていかないということが私の所属するプロジェクトチームではよくある。今回の研修でアイスブレイクというのを行っていただいたのですが、私はこの方法がとてもすばらしいものだということを肌で実感しました。他にもファシリテーションなどグループ全員が話し合いに参加しやすいようなことをしていただき、グループがまとまらないという問題点がこれから解決していけそうです。
私にとって今回の研修はとても役に立つもので、新たに一歩前へ踏み出せた気がします。 - 自分はメンバーからやる気を引き出す、またメンバーの意見を抽出するということが苦手であった。そのため、今回のカンナさんのファシリテーション研修は非常に興味深く、また楽しみながら受けることができ、良い経験であったと思う。今後是非、多くのメンバーにこのファシリテーションについて知ってもらいたいと思うし、伝えていきたいと思う。
- グループを作っての会議が今回ほど効率よく進んだのは初めてでした。効率よく進むと楽しいし、不思議とアイデアも浮かんでくるので、今後も活用できるようになりたいと思いました。また、カンナさんの授業自体も楽しく受けることができ、アイスブレイクを通じて他の人たちとも積極的に交流することができました。本当にありがとうございました。
- お忙しい中、2日間を通して僕たちに授業を開いてくれたことを感謝します。人と人との意見対立、ファシリテーションの重要性、皆が平等に意見を主張することの大切さを大いに学びました。人間は組織の中で生きていく生き物です。そこに一人の人間が全権力を握り、全体をいいように統率することがあっては、他人の人権を侵害します。だから、人は平等に存在し、お互いの意見を尊重し合いながら、物事を進めていかなければならない。この授業で僕はそう感じました。
- 客観的な視点の進行役がいることでとても話を広げたり、有意義に進行することができたので勉強になった。入っているサークルの話し合いでも活用したいと思う。
- 2日間という短い間でしたが、ファシリテーションについて詳しく教えていただきありがとうございました。今までやってきたプロジェクトマネジメントとは少し違った感じで、ジャンケンやクイズなどを通して緊張感をほぐしたり、役割を分担して話し合いを進めるなど、楽しくまた良い経験となりました。また機会があれば創成学習開発センターの方にも遊びに来てください。かんなさんに会えるのを楽しみにしています。
徳島大学工学部創成学習開発センター プロジェクトマネジメント研修会参加者一同
奈良工業高等専門学校専攻科の皆さんの感想
- 大石先生の講義はとても楽しく、かつ学びの多い授業で、時間を忘れて取り組むことができました。アイスブレイクを挟んで場の空気を前向きにする手法、様々な結論の導き出し方、そして議論することによって生まれる周りとの信頼関係や新たな自分の発見など、短い時間で多くのことを経験、吸収できたと思います。
- 大石先生が行った講義の内容は、今後自分たちで会議や意見を出す場でより円滑に進めるために役に立つ知識がたくさんありました。特に中立の司会者や発表された意見を紙などのみんなが見やすいものに書くことによって、いま何が議題となっているのかが理解しやすかったです。今後の今回の講義の知識を利用して、システムデザイン演習を円滑に進められたらいいと思います。
- プロジェクトを進める上でやはりコミュニケーションは非常に大事だし、進め方一つで、短時間で充実した内容を打ち出せることも学ばせていただきました。会議の進め方と問題解決についての講義を通して、今後、エンジニアとして生きていく上で重要なことを大学生というごく早い時期に気づけたことは非常に良かったと思います。